「頑張っているのに満足できない」
「褒められると、なぜか落ち着かない」
もし両方に当てはまるなら、あなたの中には〝矛盾”があるのではなく、とても自然な心の反応が起きています。
■褒められなかった環境で育つと起きること
子供にとって「褒められる」は・・・
・存在を認められる
・安心を感じる
・自分はこれで良いと思える
という体験です。
でも、それがないと、心の中にこんな方程式ができます。
成果=価値
努力=存在許可
つまり・・・
頑張らないと愛されないという前提です。
■なぜ成果を出しても満たされないのか
褒められずに育つと、承認の基準が常に〝外側”にあります。
・もっとやれば認めてもらえる
・まだ足りない
・これで満足してはいけない
基準が動き続けるので、ゴールに到着できません。
どれだけ結果を出しても、「十分」にはならないのです。
■なぜ褒められると落ち着かないのか
本来褒められることは安心です。
でも過去に承認が不足していると、脳はこう変換します。
褒め=期待
褒め=プレッシャー
褒め=失敗できない状況
だから居心地が悪い。
受け取りたいのに、受け取れない。
これは性格ではなく、学習された反応です。
■心の中で起きていること
あなたの中には、2つの声があります。
①「もっとやれ」と言う内なる批判者
②「本当は認めてほしい」と願う子ども
でも②が出てくると傷つく可能性がある。
だから①がさらに頑張らせる。
このループが
「満たされない」と「落ち着かない」を同時に作ります。
■抜け出すために必要なのは〝もっと努力”ではない
必要なのは、安心を先に作ることです。
①褒められたら、ただ「ありがとう」と言う
分析しない。
否定しない。
打ち消さない。
受け取る練習をするだけで、脳は少しずつ安全だと学習します。
②成果とは無関係に休む
何も生産していない日でも自分を責めずに終える。
これは
「存在しているだけで価値がある」
という感覚を育てる行為です。
③「今日の十分」を自分で決める
親の100点ではなく、自分の60点を採用する。
・起きた
・行った
・対応した
それで十分、と言葉にする。
脳は繰り返された言葉を真実にします。
■最後に
褒められなかった人は弱くありません。
・責任感が強い
・努力できる
・人の気持ちに敏感
それは、生きるために身につけた努力です。
今必要なのは強くなることではなく、安心を知ること。
頑張らなくても、あなたの価値は減りません。
満たされるために必要なのは、もっと成果を出すことではなく、「もう十分」と自分に言ってあげることです。


