「共依存」という言葉をあなたは耳にしたことはありますか?
共依存とは、特定の人間関係(恋人、友人、夫婦、親子、など)に過剰にのめり込み、「相手に必要とされること」でしか自分の存在価値を見出せなくなっている状態を指します。一見すると深い愛情や絆に見えますが、お互いの自立を妨げ、心身を疲弊させてしまうのが特徴です。
上記のように共依存は、一見すると深い愛情や絆に見えます。
ですが・・・この「深い愛情や絆」の意味を履き違えていたり、見間違えており、知らぬ間に「共依存」になってしまっていることは、案外多いものです。
今回はそんな共依存から脱却するための実践ステップをいくつか用意してみました。
①〝相手の感情″と〝自分の感情″を分ける練習をする
共依存は、気づかないうちに相手の感情を背負ってしまうところから始まります。
☑️やり方
・起きている出来事を紙に2つに分けて書く
・「相手の領域にあること」
・「自分の領域にあること」
・相手が怒っても「私の責任?」と一度立ち止まる
・一日に1回、〝私は今どう感じている?″と自分に質問する
これは共依存を終わらせる「最初で最大の一歩」です。
紙に自分の気持ちや考えを書き出すことで、改めて自分自身の思っている気持ちや考えを知れたり、考えるきっかけになれます。
②バウンダリー(境界線)を設定する
境界線が引けないことが共依存の根源にあります。
☑️まずは小さな境界線から
・「今はできない」
・「今日は休みたい」
・「その件はあなた自身で考えてほしい」
こうした小さな〝NO″は、あなたの心を守る壁になりますし、断ったり自分の気持ちを伝えたからといって、あなたの価値は変わりません。
③相手を〝助ける″のではなく〝任せる″を選ぶ
共依存では、「私が助けないとダメになる」という思い込みが強くなります。
☑️でも本当は
・相手が自分の問題に向き合う機会を奪っていることも多い。
・なんでも助けることが全て優しさとは限らない事もある。
☑️練習例
・「どうしたい?」と相手に返す
・結果は相手本人に責任を持ってもらう
・相手の失敗を〝学びのプロセス″と捉える
あなたが相手の人生の〝代わり″をする必要はありません。
失敗もまた経験であり、経験しないと気づけない、気づかない事もあります。
④自分のニーズを回復させる
共依存状態では、自分の気持ち・やりたいこと・欲求が後回しになります。
☑️回復のポイント
・休息を優先する
・1人の時間を意識的に作る
・やりたいことリストを作る
・身体のケア(睡眠・食事)を整える
〝自分を大切にする経験″を重ねるほど、共依存は弱まります。
しっかり休息や余裕を持つ時間を作ったり、一人の時間を作ることにより、本当の意味で「共依存」していたという事実に気づくきっかけにもなります。
⑤罪悪感の扱い方を変える
「相手を助けない自分は冷たい」「申し訳ない」この罪悪感が共依存を維持させます。
☑️罪悪感を感じたら
・「私は悪いことをしているのではない」
・「自分を守るのは当然の権利」
とゆっくり言葉で自分を落ち着かせる。
罪悪感は〝行動を変えるサイン″であり、悪ではありません。
周りを見渡してみると、意外と他の人はあなたが思っているよりも適当だったり、ゆる〜くやっていたりするものです。
⑥第三者の視点を必ず入れる
共依存は1対1だと抜け出しにくい構造になっています。
☑️効果があるサポート
・信頼できる友人
・カウンセリング
・外部コミュニティ
・一時的な距離を置くこと
「二人だけの世界」から一歩出ることが、関係を健全にします。
誰かを頼れればそれが一番ですが、様々な理由などで難しい場合は、まず共依存について本を読んだり、更に詳しく勉強してみたりすることで変われるきっかけになることもあります。
🌱最後に:共依存は〝病気″ではなく〝関係のクセ″
治すというより、〝癖を少しずつ変えていく″と思う方がスムーズです。
あなたが悪いわけではありません。
ただ、習慣が優しすぎたのです。
